園芸療法とは?園芸療法の健康にもたらす効果を紹介

みなさん、園芸が好きな方も多いと思いますが、「園芸療法」という言葉を聞いたことはありますか?普通のガーデニングと何が違うの?と思うかもしれませんが、実はこの園芸療法、健康にとっても良い影響をもたらします。今回は、園芸療法がどんなものか、そしてどんな効果があるのか、分かりやすく紹介していきます。

園芸療法って何?

まず、園芸療法とは、植物を育てたり庭仕事をすることで、心や体の健康をサポートする療法のことです。英語では「Horticultural Therapy(ホーティカルチュラル・セラピー)」と言い、医療や福祉の分野で広く活用されています。植物に触れることでリラックスしたり、植物の世話をすることで自分の役割を感じられるため、ストレスの軽減や自己肯定感の向上が期待できます。

この療法は、認知症や精神的なストレスを抱える人々、高齢者、障がいを持つ方、さらには心身の回復を目指す人々にとって、心地よい環境で治療を受けられる方法として注目されています。

家庭での園芸と園芸療法の違い

「え?家庭でのガーデニングと何が違うの?」と思いますよね。確かに、植物を育てるという意味では似ていますが、園芸療法は単に植物を育てること以上の目的を持っています。

園芸療法では、治療やリハビリの一環として植物を利用します。セラピストや専門の指導者が関わり、利用者の健康状態やニーズに合わせて、植物の世話を通じた目標を設定します。例えば、手先のリハビリを必要とする人には、細かい作業が必要な花の植え付けや、草花の手入れを行うことで、身体的な回復をサポートします。また、心のケアが必要な人には、植物の成長を見守ることで「何かを守る」という感覚を何持たせ、心の安定を促すことができます。

一方で、家庭でのガーデニングは、趣味として自由に楽しむもので、特に治療目的を持って行うわけではありません。でも、園芸そのものが癒しやリフレッシュになるという点では、日常のガーデニングも素晴らしい活動ですね!

園芸療法の効果とどんな場面で役立つか

では、園芸療法には具体的にどんな効果があるのでしょうか?

  1. ストレス解消とリラックス効果
    園芸療法の大きな効果の一つは、心の癒しです。植物の成長を見守ったり、土に触れることでリラックスできることが多くの研究で証明されています。自然と触れ合うこと自体がストレスホルモンを減らす効果があるため、精神的な疲れや不安感を和らげる場面でよく使われます。
  2. 自己肯定感や達成感の向上
    植物を育て、花が咲いたり野菜が実ることで、達成感や自己肯定感を感じやすくなります。特に、何かに打ち込むことが難しくなっている人にとって、自分が何かを育てて成功する経験は大きな意味を持ちます。自信が回復し、生きがいを感じることができるのです。
  3. 身体機能の向上
    園芸療法では、体を動かすことも重要な要素です。土を掘ったり、植物を植え替えたりすることで、自然に体を動かすことができ、特に高齢者やリハビリが必要な人々にとっては、筋力や柔軟性を保つ助けになります。また、手先の細かい作業は、リハビリの一環としても効果的です。
  4. 社会的なつながりの促進
    園芸療法は、グループで行われることも多く、他の参加者との交流を通じて社会的なつながりが生まれます。孤独感を感じている人にとって、園芸を通じたコミュニケーションは、心の健康を保つ上で大きな助けとなります。

園芸療法が活用される場面

園芸療法は、病院や介護施設、リハビリセンターなどで広く利用されています。また、精神的なケアが必要な方や、障がいを持つ方がリラックスできる環境としても活用されています。さらに、ストレス社会で生きる現代の私たちにとって、気軽に取り入れられるセルフケアの方法としても注目されています。

まとめ

園芸療法は、植物を通して心身ともに健康をサポートする素晴らしい方法です。

家庭でも少しずつ取り入れて、心のケアを始めてみてはいかがでしょうか?

エムガーデンでは『自然と人をより良い空間で繋ぐ』という理念をかかげております。

園芸療法士の資格を生かして、ストレス社会で生きる方や精神疾患で悩んでいるご家族をお持ちの方へ、緑を通じて癒しをお届けできたらと思います。

お庭のお悩み等ございましたら、ぜひ大阪府高槻市のエムガーデンへご相談ください。